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5.1.4 将来計画
海洋局は、頑丈な油回収装置(disk and mop)、移送ポンプ、海岸フェンス(beach boom)及びフォークリフトの整備を計画している。
さらに、高架クレーンを設備した、油防除資機材保管専用倉庫の建設を要求している。

 

5.1.5 二国間協定
マレーシア及びブルネイ両国政府は、両国国境(common border)における、流出油防除の能力及び密接な協力のさらなる強化のため、1995年11月7日、クアラルンプールにおいて、「ブルネイ/マレーシアのための、ブルネイ湾を含む南シナ海における、合同流出油防除体制の基準運用手順の覚書」に署名した。
当該基準運用手順の覚書の目的は以下のとおりである。
− サバ、サラワク及びブルネイの領海及び排他的経済水域内において、大規模油流出が発生又は迫っている場合、両国が早期警戒態勢をとること。
− サバ、サラワク及びブルネイの領海及び排他的経済水域内に、大規模油流出が発生又は影響した場合の、迅速な管制方策を設定すること。
− 両国並びに油流出防除活動実施2団体の、活動及び努力を調整・統合するため、最も悪影響を受ける国が指揮権をとることを促進すること。
− キーとなる作戦要員・資機材並びに両国間をスピーディに行き来できる特別の措置について、容易かつ迅速に検索できるものを準備すること。

 

 

 

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